「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」
映画評論家水野晴郎さんの言葉です。
もうこの言葉が聞けません。
肝臓の持病にて、入退院を繰り返していたそうです。6月10日午後3時5分に肝不全のため都内の病院でお亡くなりになったそうです。
76歳だったそうです。
公に姿を現したのは3月13日に行われた、日本映画批評家大賞の授賞式が最後でした。
丸顔の水野さんの印象でしたので、かなりやせた感じが衝撃的でした。
日テレ系の9時からの「水曜ロードショー」「金曜ロードショー」の解説をし、
そのときに発する 「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」 は小学生のころに映画好きの友達がいて、クラスでブームになりました。
度々長崎のほうへも映画のお仕事で来られていて、一度だけお茶を一緒にいただいたことがありました。
そのときの印象は大変周りに気を使うかただなという感じを強く持ちました。
非常にフレンドリーで周りを和ませるオーラをもっている方でした。
名せりふについて尋ねられると、
あっあれね。!!
いつも一緒ですよ。 でも、よく見ていてください。
とだけ仰られていたことを覚えています。
表情やニュアンスが毎回違うという噂を聞いたことがあります。
そういわれてみて比べてみると、 いやぁ のところの表情・センテンスの長さが違うように思えました。
でも、本人の発した 同じですよ。でもよく見ていてください。
の言葉の深みが増すような気がします。
『シベリア超特急6』とシリーズのファイナルを飾る『シベリア超特急・旅路』の映画製作にも意欲をみせていたということです。
もう一度、水野作品見てみたくなりました。
日本の映画界に大きな功績を残されました。
安らかにご永眠されますことをお祈り申し上げます。
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